大人の脳活

日本人は栄養失調!?

江戸患いとは?

江戸時代の江戸では、富裕層の間で玄米に代わって、精米された白米を食べる習慣が広まり、それとともに、全身の倦怠感、食欲不振、足のむくみやしびれなどの症状に悩まされる人が増えました。それが江戸患い「脚気(かっけ)」です。この症状は経験的にそばを食べると回復することが分かり、のちにその原因がビタミンB1不足だと分かりました。ビタミンB1欠乏では、末梢神経や中枢神経が侵されます。運動神経の低下や精神疾患が起こるのです。その理由はエネルギー生産が低下することです。それが記憶やし好に限らず様々な精神症状として現れるのです。
実はビタミンB1だけでなく、ほかの様々な栄養素でも、それが不足すると精神症状が起こります。玄米を白米に変えたことで起きるのは、ビタミンB1不足だけでなく、鉄分やカルシウムなども半分以下になります。白米を主食としている人は、そういったリスクを抱えていることを知ってください。また、パンや麺類が多いのならそのリスクははるかに高くなることは言うまでもありません。

現代型栄養失調。

現代人の食事内容を調査してみると、カロリーは十分すぎるほど摂っていますが、明らかに栄養素は不足しています。ガソリンが十分でも、着火剤であるバッテリーが足りないと効率よくエネルギーに変えられません。外食や弁当、コンビニ食、お惣菜、ラーメンなどが多ければ、この着火剤の不足は明らかです。

野菜も栄養失調。

「野菜はビタミン・ミネラル豊富な栄養ある食べ物」と考えられがちですが、残念ながら、そんな常識は今は通用しなくなってしまいました。
「日本食品標準成分表」を見れば明かですが、野菜に含まれる栄養素がこの50年で大幅に減少しています。
鉄分についての推移を見れば、50年前と比べ、ニンジンが10分の1、ほうれん草が6分の1、大根が5分の1、リンゴに至っては検出不能(ほぼゼロ)になっています。他の栄養素も同じで、ほうれん草のカルシウムは50年前の半分、ビタミンCは3分の1大根のカルシウムも8分の1ビタミンCが7分の1です。これはほとんどの野菜や果物に起きています。

その理由は大きく分けて二つ。化学肥料と流通です。
化学肥料は野菜を見栄えよく大きくするためのレシピであり、そこに含まれる栄養素は堆肥とは比べ物にならないくらい少ないのです。長距離輸送や長期間保存が普通です。また1年を通して手に入ります。これらも野菜の栄養価が減っている原因です。

インスタント食品の実態。

野菜や魚を買ってきて家で調理する機会は近年とても減ってきました。簡単便利なインスタント食品や冷凍食品だけでなく、調理の手間が省ける水煮食品が家庭でもよくつかわれるようになりました。加工食品は添加物などがよくやり玉に挙げられていますが、本当は、加工の過程でかなりの栄養素が抜かれてしまっているのが大きな問題なのです。
もちろんこのようなもので栄養がほとんど摂れないことは多くの方が知っていますが、簡単かつ種類も豊富で、安いのため、忙しい現代人には手放せません。その栄養素不足の積み重ねが少しずつ体の性能を低下させているのです。

ストレスがさらに追い打ちをかける。

このようなことから、ほとんどの日本人は、知らず知らずのうちに「現代型の栄養失調」にかかっていると考えられています。
そして、ストレス時には、大量の栄養素を浪費してしまうことから、モラ夫やその家族は、輪をかけて脳の栄養不足状態が顕著になっているといえます。余裕のない脳が過敏になり、精神症状が現れるのも無理はありません。

体を整える漢方的アプローチ。

まずは栄養を幅広く十分に摂ることが大事ですが、脳の栄養失調を改善するのと同時に、体調を整えることにも目を向けなければいけません。モラ夫もその被害者である奥さんもほとんどの方が体調に問題を抱えています。
それは頭痛、頭重感、首や肩、背中のコリ、関節のだるさ、疲れ、手足の冷えやしびれ、口内炎、腹部膨満感、胃の不快感、下痢、ガス、肌の乾燥やかゆみなど多岐にわたります。

西洋の医学は対症療法といい、こう言った症状一つ一つに対応することになります。
そしてこんな人が総合病院にでもかかれば、内科、消化器科、など一体いくつの科をたらいまわしにされるのか想像もできません。結局は精神科のクスリを出されるケースもとても多くなっています。
一方で漢方では、1~2種類、多くても3種類の漢方薬で対処できる場合が多いのです。

漢方

モラ夫の困った行動