子供の脳活

薬をやめたい子供たち

決断を先延ばしにしない。

実は、中学時代に不登校になった子供たちの8割が、その後学校に戻れないというデータがあります。18~40歳のひきこもり人口が100万人以上いると推計されています。この中には、不登校やひきこもりのうえに、さらにクスリに頼って、問題解決を先送りしている子も多いのです。この子たちは、家族以外とのかかわりを避けているために、新たな体験と経験がありません。つまり「生きる力」を育むチャンスがないのです。この問題は長期化すればするほどその問題解決に時間がかかることは言うまでありません。

そしてこれは本人だけの問題ではなく、その最終的な決断は両親に求められています。たとえ本人がカウンセリングや体づくりを拒否したとしても、あきらめてはいけません。すぐに次の解決策を練るべきです。家族が諦めたら、彼らは自分で「生き抜く」ことができなくなってしまいます。そんな彼らに未来はあるのでしょうか?

不登校を放っておくのも問題。

安易な登校刺激は良くないと述べましたが、不登校になった彼らをただ放置しても何も解決しません。脳の発達には周囲の環境からの刺激が必要不可欠です。つまり、社会で生き抜く力を育むためには、大いに環境とキャッチボールを繰り返すことが大事なのです。

とくに人の脳は3歳から10代後半にかけて成長します。学校生活は社会性を身に着けるとても大事な時期、失敗もあり、悪ふざけもあり、叱られることもあります。そういった体験や経験が彼らの脳を成長させる重要な要素となるのです。社会に出る以前の経験や体験は基礎条件となることから、学生時代の基礎条件がなければ、大人の社会生活でその応用はできにくくなります。不登校を続ければ、対人関係をはじめとした経験や体験が決定的に欠けることに繋がってしまうのです。ひきこもりが長く続けば続くほど、彼らの脳には十分な刺激がいかず、成長を妨げられることになるのですから、その後の人生がどうなるかは容易に想像できるはずです。気付いたときからが勝負です。脳の栄養失調状態を改善し、自律神経症状をやわらげながら、速やかに発達支援を行いましょう。

クスリは状況をより複雑にする。

精神症状を起こしていると、周囲の人々は、やはりクスリが必要なんじゃないか?と思ってしまうものです。また専門機関でも、最近はかなりの確率で医療機関への受診を勧めるようになってきています。医療機関を受診して病名をつけられると、ほぼ投薬が始まってしまいます。むろんクスリを飲めば、即座にその効果が表れますが、クスリの投与では問題は何も解決しません。クスリが足りないから神経が過敏になっているのではありませんし、クスリが足りないから情緒が混乱しているわけではないからです。クスリを飲むことで、現実から目を背けることになり、本当の解決から遠ざかってしまいます。

そして厄介なのが、依存性とクスリの害です。実はクスリを飲みたいのは本人ではありません。もしメリットがあるとすれば、それは本人にではないでしょう。クスリが効いている間は、本人の行動や表情が変化するので、周囲の人が安心できるということなのです。精神疾患で病院にかかり続けている人のほとんどが、実は、栄養素の不足と脳の消耗が原因で精神症状を起こしていた人々です。減薬断薬に臨む前に、十分な量の栄養素で体を満たしておく必要があります。

クスリ

改善へのステップ