子供の脳活

実は・・・ 不登校・ひきこもりは「脳が混乱」している状態。
「脳に栄養」を与えて改善へ導く。

「不登校やひきこもりは心の問題」という常識を多くの人が持っていますが、実は「心の問題」というのはごく表面的なことであって、原因はもっと根本的な深いところにあります。そのため、はじめの対処を間違えると問題は長期化する傾向があります。
「脳が混乱」している状態では、そもそも「聞く耳」を持たないのですが、そのことに多くの方は気づいていません。カウンセリングは、しっかり聞ける状態になってはじめて効果が生まれます。
「聞く耳」を持つためには、まず「脳の混乱」を鎮める必要があります。そのため、本当の一歩目の対処は「脳の栄養状態」を改善することなのです。

漢方

不登校・ひきこもり

不登校は心の問題なのか?

不登校やひきこもりはカウンセリングでは治せません。確かにカウンセリングは大事な要素ではありますが、カウンセリングを受けて、一時的に行動できるようになったり、治っているように見えても、根本的な解決がなされていないケースが多く見受けられます。
なぜなら不登校やひきこもりの子たちは、普通の人にとっては何も問題ないような些細なことにも恐怖を感じて過敏に反応してしまうからです。不登校の場合なら学校や教師、友人、に対して、引きこもりなら人付き合いや社会がその対象です。

実は、彼らはみな「情緒」が混乱しています。つまり「脳が混乱」しているのですから、それを解決しないで、最初からココロの問題という一面へのアプローチでは無理があるのです。
たとえば、酩酊(めいてい)している人は、お酒が醒めて初めて聞く耳を持つように、不登校やひきこもりの人たちも「情緒の混乱」がおさまってはじめて聞く耳を持てるのです。このことを理解せずに不登校やひきこもりは「心の問題」である、という側面からのアプローチを続けるからこそ、ときとして問題が大きくなってしまったり、不必要な薬物に依存してしまう人が後を絶たないのです。

思い込みが悲劇を生む。

当人がどんなに学校に行けるようになりたいと思っていても、周囲の人々は不登校やひきこもりのレッテルを貼られた彼らをどうしても色眼鏡で見てしまいます。
教師や友達、ご両親までもが心のどこかで、不登校が「心の弱さ」や「気持ちの問題だと思い込んでいますし、「怠け」や「甘え」ではないかという強い怒りの感情を持っている場合もあるのです。

本当は、当人自身が心の底では学校に行きたいと思っているのです。しかし現実には、体調が歯止めになって学校へ行けません。それがなぜなのか本人にも理解できないうえに、両親にも理解してもらえないことで、さらに殻に閉じこもるようになってしまうというのが実態のようです。

問題が長期化すると事態はさらに深刻化する。

こういった状況が長引くと、四六時中悶々とした不安な感情に支配された状態になるため、怒ったり泣きさけんだり、モノに当たり散らしたりする行動が出てきます。お母さんからの優しい声掛けにも、「お母さんに私の気持ちなんてわからない!」と、どんな親切な言動でもそれを悪く感じ取って攻撃してしまうこともあるのです。

これは、怒ったり泣いたりすることで不安感から逃避しているだけなのですが、周囲にとってみれば「なぜこんな些細なことで・・・」という疑問がわき、ついには病院を受診することになります。
病院で具体的な病名を告げられることは確かに衝撃ではありますが、その片隅で「病気だから仕方なかったんだ」という安堵感も生まれるのです。それはつまり、病名という具体的な対象を見つけたことで、それまでの不安から一時的に逃れることができるからでしょう。しかしそこで投薬が始まると、さらに問題は複雑になっていきます。

そして引きこもりへ。

不登校が続くことで、「自分はダメな奴だ!」といったネガティヴな感情がいつもつきまとい、脳はさらに疲弊していきます。そしていつの間にか、不登校初期の頃とは違い、部屋に引きこもったり、口数が減り、返事は短い単語になります。目も焦点が合わず力のないものになり、表情も能面のように乏しくなり笑顔を見せることが少なくなってきます。当初は夕方以降は元気だったのに、いつの日かそれもなくなり、ついにひきこもりになってしまうのです。

彼らの脳は飢餓状態のため、過敏であり、常に怯え、警戒しています。だから心の問題というアプローチでは効果が現れないのです。心のケアだけでは脳の消耗を回復させることはなかなか難しいからです。
解決のための糸口は脳の栄養失調を改善することです。まずは全身の緊張を解きほぐし、脳の隅々に栄養を送り届けて、疲弊した脳を立ち直らせる必要があるのです。

子供

私たちの感情は栄養でできている

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