Case Study
(体験談)/子供

中学生男子(学習障害)

中学生男子(学習障害)

ひょんなことから息子さんの相談を受ける。お母さん疲れている。体調不良のご相談を受けていた。全身の筋肉の緊張と肝臓の疲れを取ったところ体調良くなって安心していたが、ある時また体の疲れが数週間とれないとのお悩み。何がそんなに疲れるのかと尋ねると、子供にいつも怒っている。「いうことを聞かないのよね~」「すぐカッとなってしまうし…」「勉強しないといけないのは分かっているはずなのに…ゴロゴロしてばかりで。」「もしかしたら息子さんもすごく疲れているのかもしれないですよ。」
「どういうこと?」
「脳に余裕がなくなっていると、いろんなことがちゃんとできなくなったり、記憶力も落ちるし、お母さんからの何気ない一言もストレスに感じてしまうこともあるんですよ。」脳の疲れをとる漢方薬と栄養素を飲んでもらうことに。 息子さんには何も言わず、みそ汁に混ぜたりして飲ませていると、1週間くらいで、「あ、ここキレるかな~」という場合でも怒らない。なんか良い調子かも…
2週間たったころに、近くに住む義理の両親から、○○ちゃん最近ちょっと落ち着いたね…何かあったの?翌月、学校の先生から、意欲的に学習に取り組むようになったねと。お母さんもお父さんも以前はピリピリしていて喧嘩ばかりだったそうなので、飲んでもらってみたら、お父さんと息子がニコニコと会話している、近年じゃありえない景色。栄養不足や脳に伸び伸びと栄養が届けられない状態では、脳機能が低下して、神経伝達がスムーズにいかないので、いろいろな出来事を「不快」と感じてしまう率が高くなる。脳の性能が落ちているから、言動が荒くなったり、言うことを聞かなくなったりする。
これはどう考えてもハンデを背負っている状態充分に栄養素を届けることで改善する。栄養素と漢方で症状が取れてくる。生きていれば、、緊張もするし、消耗することもある。しかし人の体はいちいちエンジンを停めてはいられない。生きている状態を保とうと様々な仕組みが働くもの。ところがいつも無理がかかっている場所はそのうちに弾力を失いカタくなったり、消耗して脆弱になってくる。それでも止まってはいられないので、働かせ続けると様々な症状が出てくる。
これは肉体も精神も同じこと。いったん弾力を失うと、すぐには元には戻らない。
漢方では、その人が知らず知らずのうちに無理をかけてきた、カラダの使い方、心の使い方の積み重ねが不調を作っていると考えています。
人それぞれ、生まれつきや成長の過程で強い場所や弱い場所を持っています。

ですから、漢方薬を飲むことだけが、漢方療法ではありません。普段好んで食べているものや、嫌って食べていないものも影響するのです。
おひとりおひとりの生活や体質に合わせて、食養生や内服だけでなく、外からの治療法などもご紹介しています。

表面的に表れている症状を一時的に抑えたいときは、化学薬品を使用することも有効かもしれません。その一方で体を立てなおす漢方医学は時間はかかるかもしれませんが、カラダの中から立て直すのに、とてもお役に立つものと思います。