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体に優しい、漢方・自然療法のご紹介。
「応急処置」から「からだづくり」まで
漢方の魅力を語ります。

風邪の効用

2025年01月23日(木)

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薬師のブログ

風邪をひいたら「カゼグスリ」
これが現代の常識です。

ほとんどの方が疑いなく
風邪は引かないにこしたことは
ないと思っていて、

風邪の症状をいかに抑え込む
おはなしは終わってしまいます。

今回のカゼの話は
「へぇ~こんな考え方もあるんだ~」
という感じで読んでいただければと思います。

無病だと威張っていたら…

カゼは誰も引くし、
またいつもあります。

世界中のどこかで誰かが引いていますが、
しかし、まれに
風邪を引かない人もいます。
なぜでしょうか?

それは本当にその人が本当に丈夫で
今の生活が体に適っている人か、

そうでなければ、
周りに適応するための
『感受性』が相当ニブっている人かです。

後者の場合、とか脳溢血とか、
また心臓障害になる傾向の人に
多いといわれます。

無病だと威張っていたら、
ポックリ重い病気に
やられてしまったという人は、
実は風邪にニブイんですね。

体が鈍感なので、
共通して風邪を引かない
(というか、引けない
という人が多いのです。

実は、カゼは「病気」ではなく
「経過」だと思えばいいのです。

身体のどこかに
ヒズミが生じてきたときに、
元に戻そうとする体の自然な働きです。

ですから、一旦風邪をひいたならば、
風邪をキチンと引く(まっとうする)ことで、
ほんとうは風邪を引く前より
爽快になります。

風邪を引かないといけないときは、
ちゃんとひいておかないと、
本当の意味で健康になれない
と思ってもいいでしょう。

カゼにも意味がある

全ての病気に意味があるように、
風邪にも意味があります。

まず健康な体というものは
弾力があります。

ところが、その人の
いつも使いすぎている場所は
疲労が偏って潜在してきて、
カタくなってきます。

偏り疲労蓄積しているのです。

胃腸や肝臓などの使いすぎ
(食べ過ぎ・飲み過ぎ)、

体の使いすぎ、働きすぎ、
気(神経)の使いすぎ、
頭の使いすぎ、冷やしすぎ、

いろいろな「~すぎ」がありますが、

自分では感じないけれども、
触ると硬くなって、筋肉・血管・神経の
伸び縮みの幅が非常に狭くなってきます。

ごく狭くなったのが年をとった状態、
もっと狭くなったのがお墓に入った状態、
人間はだんだん弾力を失って死ぬのです。

血管にも神経にも
弾力性というものがあって、

体の中の血管の弾力がなくなって、
血管がこわばってくると、
疲れやすいのです。

さらに言うと、
血管の弾力があるうちは
血圧がいくら高くともヤブレませんが、

血管の弾力がなくなる
血圧がそんなに高くなくても
ヤブレて血液がモレてしまいます。

↓↓↓

風邪の効用②

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