からだに、おせっかい。
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体に優しい、漢方・自然療法のご紹介。
「応急処置」から「からだづくり」まで
漢方の魅力を語ります。
前回まで花粉症の原因について
述べてきました。
花粉症などのアレルギー症状は、
粘膜での免疫過剰反応です。
元々は粘膜の弱さや機能異常
によるものが原因ですが、
炎症を助長する
様々な悪条件があります。
その一番大きなものが
肝臓のオーバーヒート
だと言えるでしょう。
内臓のオーバーヒート
中国医学では、
肝臓はとても熱を持ちやすい
臓器とされています。
生理学的に言っても、
肝臓は身体のありとあらゆる
栄養素の合成・貯蔵・代謝・解毒を
担う多機能工場です。
ここまでの膨大な作業をする
臓器は他にありません。
日常の生活で
肝臓に負担をかけ続けていると、
次第に肝臓の代謝が落ち、
いつもパンパンに張った
状態になります。
肝臓さんの仕事量が減らないので
休むヒマがなくなり、
軽い炎症が慢性的に続きます。
非ウイルス性の小規模な肝炎ですね。
アルコール、喫煙、香辛料、
甘いものの摂り過ぎ、睡眠不足、
日常生活の無理がさらにこの肝炎を助長します。
そして、春は特に
この肝臓がフル回転する時期
でもありますから、
これまでの生活習慣が悪ければ、
春になると一気に噴き出すわけです。
まとめ
花粉症の原因は、
粘膜の弱体化と肝臓の疲れです。
結果として、
体表が過敏になり、
体内に余計な抗体が増え、
余計な炎症を起こしているだけです。
根本的に体質を改善していかないと、
いつまでもクスリのお世話になるだけでなく、
生活の質も低下します。
症状は漢方薬で取りながら、
じっくりと体質改善に
取り組んでみてはいかがでしょう。