からだに、おせっかい。
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体に優しい、漢方・自然療法のご紹介。
「応急処置」から「からだづくり」まで
漢方の魅力を語ります。
粘膜の弱体化と過敏
アレルギーが起こっている場所は粘膜です。
粘膜上皮からは粘液が分泌され、
いつも表面を潤わせています。
つまり私たちの体表は、
いつも粘膜や皮膚によって守られているし、
花粉のタンパク質くらいでは、
本当は過剰反応は起きません。
ところが、
粘膜の構造が崩れていると
話は変わってきます。
粘膜が正常でないと、
体は弱っている粘膜を守ろうとして
免疫の過剰反応を起こし、
充血させ浸出液の分泌も多くなるのです。
粘膜は防衛の最前線
粘膜上で、
免疫の過剰反応が起こり続けている限り、
アレルギー症状は出ますし、
アレルゲンに対する抗体も
産生し続けられます。
検査では
Ig-E抗体の量などを測られますが、
これらは花粉症の原因ではなく、
結果と言えるでしょう。
戦争に例えると、
最前線が破られているので、
平時より戦闘力を増産する
必要があるということですね。
つまり
粘膜の状態が整っていない人たちが、
アレルギーを起こしやすい
ということになります。
ご存知のように、粘膜は本来
とても新陳代謝の高い場所です。
つまり新しい細胞と
古い細胞の入れ替えの
スピードが速い場所なのです。
逆に言うと、入れ替えが遅ければ、
健康な粘膜を維持できませんね。
健康な粘膜を作る
栄養が足りないとみていいでしょう。
こんな方々は、
もちろん皮膚や粘膜に
栄養が足りないだけでなく、
全身的ですから、
神経的・肉体的にも
過敏になる傾向があります。
現代人は
カロリー過多の栄養不足と
言われます。
カロリーは抑えめにしつつも、
栄養素をふんだんに取り入れて、
コツコツと健康な粘膜を育てましょう。
安定した余裕のある
強い体表を作ることで、
花粉症だけでなく、
ハウスダストなどの様々な
アレルギーも良くなっていきます。
次回は、
花粉症の発症のトリガーと
より悪化させる悪条件について
お話しします。
↓↓↓
花粉症の発症の流れ