からだに、おせっかい。
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体に優しい、漢方・自然療法のご紹介。
「応急処置」から「からだづくり」まで
漢方の魅力を語ります。
国内最大のダイオキシン中毒
さて北九州と言えば、
1968年に起きた大規模な食中毒事件
「カネミ油症」が有名です。
このたびは、医学博士の
長山淳哉先生の話を聞いてきました。
世界的に有名なカネミ油症研究の第一人者です。
カネミ油症は、
カネミ倉庫社製のライスオイルに、
脱臭用熱媒体のPCBが大量に混入して、
多くの方々がそれを食して健康被害が出た事件です。
PCBとともに混入した、
微量で猛毒のダイオキシン類PCDFが、
この事件の最大の原因物質だと
突き止めたのが長山先生でした。
認定患者と非認定患者
ダイオキシン類は、
人類が作り出した最強の毒物と言われます。
短期間に体内に入ったものでも、
何十年も体から排泄されず、
産まれた子供にも影響が出ます。
カネミ油症によって、現在でも
体調不良で悩まれている方がたくさんおられます。
カネミ油症の症状は多岐に渡り、
「病気のデパート」と言われました。
掻痒感を伴う皮膚疾患を始め、
強い倦怠感、体中の痛み、
突然の高熱や腫脹、貧血、骨折、
脱毛、視力聴力の低下など、
癌の発症率も高いのが特徴です。
長期間の苦しみによる突然死や若者の自殺もありました。
そんな中で、被害者救済制度によって
政府から「あなたはカネミ油症ですよ」
と認められた認定患者さんがおられる一方で、
認定してもらえない非認定患者さんがおられるんですね。
同じものを食べて同じような不調があり、
人によっては認定患者さん以上に
症状が重いにも関わらず、
皮膚症状の見た目とか血液中の濃度が低い
と言うことでなかなか認定されない
方が数多くおられたわけです。
実は体内には蓄積していても
血液検査ではそれほど検出されない
という事はよくあることなんですね。
その多くは肝臓や心臓、脳など
各種臓器に蓄積されて、
様々な不調を引き起こしているんですね。
良くなる人の心得
以前「カネミ油症被害者五島市の会」
事務局長の宿輪敏子さんのお話を
聞かせてもらったことがあります。
宿輪さんのお話では、
認定された患者さんと
認定されてない方々を見ていると、
何十年も経つうちに、
体調が少しずつ良くなる人と、
だんだん悪くなっていく人がおられるそうなんです。
そしてなぜか、
認定されていない方々の方が
良くなっていく方が多いそうなんですね。
宿輪さんの話では、
認定された方は医療費補助があるので、
積極的に医療を受ける方が多いのですが、
だんだんと症状がひどくなっている方も多いそうです。
一方、認定してほしいのに
認定されてない方々は、
なんとかして自ら体を良くしようと
一生懸命いろいろと試される中で、
良い水や良い食べ物をとって
解毒していこうとされる方もおられるそうです。
それが、理由の一つかもしれません。
バイオリンクの解毒効果
「天は自ら助くる者を助く」
という西洋の諺がありますが、
カネミ油症の患者の方々が、
良くなる方法を求めて
バイオリンク(クロレラ)に会うのは
必然だったのかもしれません。
長山先生の研究の中で、
カネミ油症の患者さんに
バイオリンクを摂取してもらい、
素晴らしい解毒結果が出ています。
過去には、水俣病、イタイイタイ病、
カネミ油症など、化学物質による
様々な公害が日本中で起こりました。
こういった化学物質の公害の問題点は、
食べたのは短期間でも、体外排泄が難しく、
50年以上たっても健常人の数百倍から
数千倍の血中濃度を示す方もおられます。
バイオリンクは、これまで
公害病の患者さんたちにも飲んでもらって、
とても良い解毒効果と健康回復効果が
確認されているんですね。
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