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体に優しい、漢方・自然療法のご紹介。
「応急処置」から「からだづくり」まで
漢方の魅力を語ります。

不登校・ひきこもりは「記憶」が薄れることも問題

2021年06月19日(土)

カテゴリー
こどもの脳活

前回の話題
(不登校の胃腸症状は計算ドリル?)
でも触れましたが、

不登校になった当初は、
できるだけ登校刺激
避けなければいけません

しかし、不登校になった彼らを
放置しておいてもいけません。

ずっとそのままにしておいたら、
結果として別の問題
生むことになります。

なぜなら、利用されない神経は、
結びつきがどんどん弱くなり、
やがてその神経細胞まで
死ぬことになるからです。

発達には刺激と栄養素が不可欠

脳の発達には周囲の環境からの
刺激が必要不可欠です。

特に、人の脳は、
およそ3歳から10代後半にかけて
徐々に成長していきます。

家庭環境や友人、
学校、本、遊びなどなど、
ありとあらゆる経験が
子供の健全な成長に役立ちます。

人の脳は、
環境とキャッチボール
繰り返すことで初めて、
社会で生き抜く力を育むことができるのです。

どんなことを口にすると
友達が怒るのか。

友達が怒ったとき、
一体どんな対応をするのか。

そういった一つ一つの経験が
積み重ねられることで、
様々なケースに対応する
神経回路の結びつきが生まれます。

また、そのおかげで
私たちは試練に立ち向かう
ことができるのです。

基礎体験を学ぶ期間

忘れてはならないのは、
社会に出る以前の経験や体験は
基礎条件となることです。

算数も、
元は足し算引き算からです。

決して最初に
微分積分や関数を学ぶ事はありません。

また、背負い投げや大外刈りのような
基礎的な技を身につけるとことなく
柔道のオリンピック選手にはなれません。

同じように、
学生時代の基礎条件があって初めて、
私たちは大人の社会生活
その応用ができるのです。

社会に出る前の様々な経験や体験は、
基礎体力(能力)として必要不可欠なのです。

彼らが不登校を続ければ、
対人関係を始めとした経験や体験
決定的に欠けることになります。

これが、彼らのその後の人生を
どのようなものにするのか
容易に想像できることでしょう。

本能の領域である大脳辺縁系
3歳程度で成熟します。

その一方で、
理性や知性を司る大脳新皮質
3歳以降十代後半まで
少しずつ成長を続けていきます。

その間、誰もが辛いこと、
苦しいこと、悲しいこと、
様々な経験、喜怒哀楽を
乗り越えて生きています。

そしてそんな体験から、
生きていく上で必要な
ありとあらゆるパターン基礎を学びます。

もし、不登校や引きこもりが長く続けば、
彼らの脳が成長の機会
失うことにもなるのです。

困難を乗り越えるための
神経回路の結びつきが弱くなり、
どんどん社会に適応できなく
なってしまうのです。

脳活漢方とは…?

 

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