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体に優しい、漢方・自然療法のご紹介。
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漢方の魅力を語ります。

不登校・ひきこもりで、表情が乏しくなるのはなぜか?

2021年10月15日(金)

カテゴリー
こどもの脳活

表情が乏しくなる

不登校や引きこもりが続くと、
彼らの表情はどんどん乏しくなる傾向があります。

そして、何かにつけて過敏に反応し、
すぐに怒ったり泣いたりもします。
実は、これは、不安から逃避する反応です。

怒ったり泣いたりするときには、
そのとき特有の表情になりますし、
悩み事があると、どうしても表情は曇りますね。

実はこれらの感情表現は、
動物の脳の中にある
偏桃体という場所で作り出されています。

つまり扁桃体は、
その時点での精神状態を
表情に変換するところなのです。

普通は気分が良ければ
表情が穏やかになりますね。

例えば、知り合いが笑顔で話しかけてきたら、
私たちはよほどのことがない限り
笑顔で受け答えをします。

しかし、彼らのように
常に扁桃体が過敏に働いていると、
たとえどんな親切な言動であっても、
それを悪く感じ取って攻撃してくることもあります。

これは、彼らが「おびえている」からです。

そして、怯えているからこそ、
彼らの表情が乏しくなります。

こんな時、
ほとんど笑顔を見せることができません。

もちろん、口数も少なくなり、
話しかけたとしても
返事が短い単語になります。

さらに、彼らの目は
焦点の合わないチカラのないもの
になってしまいます。

「窮鼠猫を噛む」と言う言葉があります。

これは、
弱いものでも追い詰められ逃げ場を失うと、
開き直って天敵と言えるような相手にさえも
立ち向かって、異常な力を出して
反撃するというものですから、

相手が弱くても、
逃げ場のないところに
追い込んではいけないと言う教えです。

怯えた表情が乏しくなっている彼らも、
ちょっとしたことで
怒ったり泣いたりするのは
何も不思議なことではありません。

脳の栄養不足を解消し、
過敏になった偏桃体を
鎮めていくことが大事なのです。

→脳活漢方とは…

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