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漢方の魅力を語ります。

不登校の子供の腹痛はなぜ起こるのか?

2021年09月25日(土)

カテゴリー
こどもの脳活

不安から自律神経症状へ

持続的な不安が続くと、
腹痛や下痢、腹鳴り、動悸など

様々な自律神経症状
引き起こされることが
経験的に分かっています。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

たとえば、「蛇だ!」と驚いた時、
私たちの体は
びくっと硬直したりします。

これは、扁桃体からの
「危険」と言う信号が、
瞬時に視床下部を経由して
交感神経の働きを高めた結果、
起こるものです。

交感神経が緊張すると、
私たちは心臓が活発に動き、
脳、筋肉に向けて
大量の血液を送ることになります。

このような一連の流れは、動物が危険を感じた時、
「戦う」「逃げる」か2つの選択肢しかなく、

そのいずれかでも
すぐに筋肉を動かす必要があるから起こります。

そして、その危険が去れば、
私たちはまた、リラックスすることができます。

しかし、不登校や引きこもりでは、
ご両親も含めて持続的な不安を抱えています。

そのため、体の緊張感
本当の意味でほぐれる事はありません。

だから、
体がいつも疲れたような状態になります。

また、危険を感じて
交感神経が強く働くとき、
私たちの体は、
もう一つの重要な働きを
止めることになります。

その働きとは消化吸収の働きです。

戦うのか逃げるのか、
こんな危険な状態でのんきに食事はできません。

だからこそ、彼らは
腹痛や腹なり吐き気のような
消化器症状を訴えるようになります。

もちろん中には
そういった症状のない人もいますが、
消化器官の働きが微妙に悪くなっていることに
疑いはありません。

さらに、交感神経が
持続的に働き続けることになりますから、
結果としてぐっすり眠ることができません。

心臓の鼓動が速くなっていて、
寝ていても体は起きているような状態です。

寝ていても体が起きている。
そして、胃腸の働きが悪くなっている。

体が疲れやすくなる事は、
何も不思議なことではありません。

→表情が乏しくなるのはなぜか?

→脳活漢方とは…

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