からだに、おせっかい。
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体に優しい、漢方・自然療法のご紹介。
「応急処置」から「からだづくり」まで
漢方の魅力を語ります。
脳は報酬を求めている。
モラ夫の中には、
とても仕事ができる人が意外と多いものです。
そのうえ、彼らは外面がとても良い人がほとんどです。
そんなモラ夫の家庭ですから、
悲惨な現状など他人には想像できません。
むしろ、絵にかいたような
幸せな家庭をイメージするはずです。
しかし、そんなモラ夫の奥さんは、
よくこんなことを言うのです。
「なぜ、あれほど仕事ができるのに、
家庭の事、わたしのことは頭を使えないのでしょうか?」
なぜ家庭ではモラハラ、仕事ではイイ人なのか?
実は、外面がいいのは脳の「報酬系」の働きによります。
この報酬系というのは、
文字通り、「報酬」を得られるときに
活性化するシステムです。
欲求が満たされたとき、
あるいは、満たされることが分かった時に
「快」の感覚をもたらす神経システムなのです。
この報酬系が活性化すると、
ドーパミンという快感物質が
大量に分泌され脳が快感で満たされます。
重要な点は、この報酬系は、
「欲求が満たされるかもしれない」という
期待だけでも活性化するという点(予期報酬)です。
例えば、「儲かるかもしれない!」と思えば、
ドーパミンが大量に出ますから、
脳が快感で満たされます。
パチンコ競馬などのギャンブルをやめるのが
大変なのもそのためです。
最近はスマホゲームの中に
報酬を求める人もいます。
また、このドーパミンは快感物質ですが、
「意欲」の脳内物質でもあります。
このことから、彼らに仕事ができる人が
少なからずいるのは何も不思議なことではありません。
仕事に報酬はつきものだからです。
PTAなどでもモラ夫の脳は
「評価される!」という期待で一杯になっています。
その話をすることで自己承認もでき、
報酬系はさらに活性化することになります。
趣味に没頭するモラ夫も同じです。
釣り、車のドレスアップなど
ありとあらゆる趣味に対し、
彼らの報酬系は活性化することになります。
自分の仕事に対する評価は
お金という報酬になりますが、
実は社会や第三者から
「良い評価」をもらったときに、
脳内快感物質であるドーパミンが
より大量に分泌されるのは
こういった脳の仕組みによるものでしょう。
モラハラの原因は情動脳に問題があり、
その表現を抑えきれなくなった状態と
捉えることができます。
家庭では、情動を抑えられなくても、
報酬系がより強く働く外では、外面がいい。
つまり、仕組みはちゃんと働いているのです。
性格や人格に問題があるわけではなく、
情動脳の暴走を抑制するための
エネルギーの余裕がないということなのでしょう。
ですから、脳の栄養素の補充で、
言動が少しずつ変化していくのですね。
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感情は栄養で作られる
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脳活漢方とは?