からだに、おせっかい。
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体に優しい、漢方・自然療法のご紹介。
「応急処置」から「からだづくり」まで
漢方の魅力を語ります。
モラ夫は外面がいい!
誰でも人から評価されるのは嬉しいものですし、
それを求めています。
誰もが他人から認められたい。
これはモラ夫も例外ではありません。
他人から認められたいという欲求を「他者承認」、
自分の存在に満足したいという欲求を「自己承認」と呼びます。
そして一般的に自己承認が小さければ、
より他者からの承認を求める欲求が強く出る傾向があります。
では、モラ夫はどうでしょうか。
彼らは家庭では自分勝手な暴君。
しかし、一歩家の外に出ると
「とても良い人」としてふるまう傾向があります。
つまり、彼らは他者からの承認を
強く求めていることがわかります。
ここで本能の話に戻りますが、
集団欲という本能から考えれば、
人は本来「身近な人」からの評価を求めているはずです。
ところが実は、
身近な人からの評価は身近であるからこそ難しいもの。
それも、評価の対象レベルが
どんどん上がってしまうからでしょう。
家族だからこそ、
評価を得るには相当な努力が必要になります。
しかし、一歩家を離れればその心配はありません。
PTAの役員になれば先生方や父兄から
「会長」と呼ばれますし、それなりの扱いを受けます。
また、 「いつもお世話になって」とか
「大変ですね~」と、いろいろ声をかけてもらえるでしょう。
さらに、人と会っているとき
「いや~、無理矢理PTAの役員を引き受けさせられてね…」
と話すことで自己承認もできますし、
間接的に他者承認も得ることができます。
これは、地域の役員やボランティアなどでも同じです。
ほとんど努力せず、
他者からの評価と自己承認を得ることができるわけです。
集団が大きくなればなるほど、
人間関係が複雑になります。
知性脳の働きが、
より求められることになるのです。
この点から、
モラ夫さんの知性脳(大脳新皮質)の働きは
問題ないと分かります。
では、なぜモラハラをしてしまうのか?
それは、
情動を抑えることができないからなんですね。
脳の抑制力が低下して
情動が抑えられない状態と捉えることができます。
次回は脳の報酬についてお話しします。
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報酬を求める脳
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脳活漢方とは?