からだに、おせっかい。
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体に優しい、漢方・自然療法のご紹介。
「応急処置」から「からだづくり」まで
漢方の魅力を語ります。
脳のガソリンとエンジンオイル
脳は、全体重の
2%ほどの重さ
しかありませんが、
消費するエネルギーは
体内の全エネルギーの
30%近くにもなります。
しかも、
使うエネルギーはほとんどブドウ糖のみ
(厳密にはケトン体もエネルギーとして使いますが量は少ない)
脳がガス欠を起こしたら
正常に働くはずもありません。
ですから、まずは、
このエネルギーを安定的に
摂り入れる必要があります。
ブドウ糖は米や麦など
炭水化物から摂れますから、
通常の食事をしているなら
不足する心配はありません。
ただし、
次の栄養素が不足していたら
大問題です。
ガソリンだけでは動かない
ブドウ糖を燃焼させて
エネルギーに換えるには、
ビタミンB群やミネラル、
とくにビタミンB1が必要です。
このビタミンB1は
汗や尿から排泄されますから、
意識的に摂る必要があります。
このビタミンB1が不足すると、
細胞でエネルギーが
つくれなくなるだけではなく、
ブドウ糖が、疲労物質である
乳酸になってしまいます。
モラ夫さんたちは
肩こりを訴えるケースが多いので、
ビタミンB1の不足が疑われます。
また、他のビタミンB群も、
多くの栄養素の代謝に
重要な働きをします。
糖質、たんぱく質、
脂質などのエネルギー変換に、
酵素の補酵素として働いているのです。
そのため、
エネルギー変換の効率を高めるためにも、
ビタミンB群を全般的に摂ることが必要です。
たとえば、
ナイアシンが不足すると
脳内セロトニン濃度が低下します。
つまり、うつや
情緒の不安などの原因になります。
ビタミンB6は、
ビタミンB1とともに
GABA (gamma-aminobutyrle acid) の
産生に関わります。
また、ビタミンB6が不足すると
トリプトファンの代謝が阻害され、
セロトニンの産生が低下、
うつ病の原因になります。
また、セロトニンは
メラトニンの原料ですから、
その産生が低下することで
不眠などの睡眠に問題が生じます。
ビタミンB12は
核酸やたんぱく質代謝に重要です。
また、ビタミンB6とともに
集中力や記憶に関わる
神経のビタミンになります。
このように、脳では
ブドウ糖がガソリンとして
利用されていますが、
車と同じように
ビタミンやミネラル、酵素といった
エンジンオイルも十分に必要です。
外食や弁当 コンビニ食、
お惣菜、ラーメンなどが多ければ、
こういったエンジンオイルの
不足となるのはあきらかなのです。
そして、栄養不足が続くと、
脳内の様々な伝達物質が不足し、
情動反応をコントロールしにくくなります。
これが、モラハラやDVの根本的な原因です。
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