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体に優しい、漢方・自然療法のご紹介。
「応急処置」から「からだづくり」まで
漢方の魅力を語ります。

不登校・ひきこもりに、漢方的アプローチ

2022年11月15日(火)

カテゴリー
こどもの脳活

西洋医学は、
化学的な手段、血液検査やCT、
エコーなどを用いることで
病気の原因(病名)を解明し、

それをピンポイント
「攻撃」することによって
疾患を直接的に治療する方法です。

一方で、
東洋医学では病名を診ません。

病名ではなく、病人そのものを
対象とした全体医学が東洋医学です。

自然治癒力や抵抗力、
生命力と言った体本来が持つ、
「治る力」を呼び覚ますことで
疾患を間接的に治療するのが
東洋医学の考え方です。

例えば、頭痛。

ひとくちに「頭が痛い」と言ったとしても、
その原因は様々です。

ズキズキと脈を打つような痛みなのか?
脈を打つような痛みなのか、
グサグサと刺されるような痛みなのか?

さらにはチクチク
針で突かれるような痛みなのかなど、

東洋医学ではその痛み方
違いも考えて対応します。

また、肩こりや胃腸症状、
さらにはその人の食事内容や食事の仕方、
生活環境にまで踏み込んで対応します。

その一方で、西洋医学では、
「痛みを止める」という手段をとります。

原因を取り除くのではなく、
ピンポイントで痛みを押さえつけます。
とても合理的です。

ですがそれは原因背景無視しています。

これらのことから、
自律神経症状という全身症状に対して、
どちらが優位なアプローチなのかは、
明らかでしょう。

自律神経症状は
不定愁訴と呼ばれるほど、
その症状は人それぞれです。

また、その症状も全身に及ぶため
複数の不調を併せ持つことがほとんどです。

つまり、対象が多すぎて
ピンポイントで攻撃するのは困難なのです。

その点、もともと
全身を眺めることで対応してきた
歴史を持つのが東洋医学ですから、
そのノウハウは西洋医学とは比較になりません。

さらに大事なのは、
全体性のことです。

例えば、お酒が肝臓に悪いというのは、
誰もが知っている常識です。

だからこそ、肝臓を治す期間には
お酒をやめることが必要不可欠となります。

同じように、漢方薬だけでは、
自律神経症状を改善することはできません。

その人の食生活も含めた
適切な対処が不可欠ですから、
そのことの理解行動
いっしょにやっていくことが
真の治癒に繋がるのです。

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不登校・ひきこもりに漢方②

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