からだに、おせっかい。
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体に優しい、漢方・自然療法のご紹介。
「応急処置」から「からだづくり」まで
漢方の魅力を語ります。
コロちゃんインタヴュー
そんな福岡伸一さんへの
コロナ関連インタヴューが
興味深かったので紹介します。
インタヴュアー:
コロナについてのご意見を
聞かせていただきたいんですが、
いま変異株が出てきてますよね。
あれはウイルスからすると、
「人間がワクチンを使って攻めてきたから、
こっちも攻撃しちゃうぞ」ということなんですか。
福岡:
抗生物質と微生物の戦いみたいに、
抗生物質で微生物をやっつけようとすると、
いったんはやっつけられても、
新しい環境の中で必ずそれを凌駕して
新しいタイプのものが出てくるんです。
これが生命のある種のたくましさであって、
それを私は「動的平衡」と言ってるんです。
人工ワクチンはどんなに開発しても、
抗生物質と微生物の戦いみたいに
イタチごっこになりますよ。
インタヴュアー:
毎日、テレビのワイドショーで
お医者さんたちがいろいろ言ってますが、
生物学者の先生が見れば
「ちょっと違うな」と思うことも
いっぱいありますか?
福岡:
そうですね。
ウイルスは自然の一部なので、
昔からいるし、これからもいるわけです。
だからこれに打ち勝つとか
撲滅するなんてことは
絶対にできないです。
ただ、ウイルスは自然なものだけれども、
私たちの身体も自然なもので、
外敵に対してそれを制御する
免疫システムというものを
ちゃんと持っている。
つまり自分の免疫システムが
最高のワクチンなんですね。
だから自分が自然に持っている
免疫システムと
自然物としてのウイルスとの
あいだに動的な平衡状態ができて、
せめぎ合いがある程度
おさまるような状態、
つまり新型コロナウイルスが
インフルエンザと同じように、
ある種の季節性の風邪のように
受容できるような状態に必ず達します。
それをゆっくり待つしかないんですね。
メディアでは、
ワクチンこそが全て
というような風潮を
醸し出してましたが、
結局、どんな風邪も、
ワクチンやマスクなど関係なく、
増えたり減ったりしてきた
わけなんですよね。
歴史を見ればわかります。
テレビ・新聞などの大手メディアは
ウイルス恐いということと、
人工的なワクチンじゃないと
太刀打ちできないという
イメージを植え付けたい
のかもしれませんが、
過度に恐れずに、
毎日を丁寧に
過ごしていきたいものです。