からだに、おせっかい。
ブログ
体に優しい、漢方・自然療法のご紹介。
「応急処置」から「からだづくり」まで
漢方の魅力を語ります。
あけましておめでとうございます。
良い天気の続いたお正月でした。
新潟の母の実家から届いた杵つきのお餅。
紫蘇やゆず皮、ゴマなどが入っていて
手作りの良さを感じました。
水行
年末の12月下旬には
伊勢神宮の五十鈴川にて
身を清める水行に行ってきました。
大学の空手合宿で2月の海に入ったきり、
実に23年ぶりの寒行でした。
五十鈴川は流れは穏やかですが、
神宮の周辺でも深いところは
水深3メートルもあり、
上流にはダムはなく、
自然な流れと言えます。
この清らかな流れに身をまかせて、
どれ…ひとつ、身の穢れでも
落とそうじゃありませんか~
…とか軽く考えてしまいますが、
そんなナマやさしいものじゃぁございあせん。
師走の夜の8時。
暗い中にふんどしひとつで
河原に立つなど、
ひとりでやってたら
ただのアブない人ですよね。
ですが、
これが150人だと
モンダイないんです。
ざぶざぶと
首までつかる五十鈴川は、
全ての思考が流されていくような冷たさで、
覚えさせられた和歌など
すぐに吹き飛び、
腕も足も自分のではなくなり、
詠唱4首分という
気の遠くなるような時間を、
情けない変顔で耐えました。
「これ絶対、ひとりじゃ出来んて!」
…ですが、川から上がると
とても清々しい気持ちになり、
不思議な感じがしました。
いざという時、男は…
今回は女性が約半数いたのですが
(もちろんふんどしではなく白衣)、
実は、女性の方が
とても肝が据わっているそうで、
列を乱さずみんな一斉に
ざぶんと首まで浸かるんですねぇ~。
男はというと、
号令がかかっても、
そろりそろりと入ったり、
腰を浮かせていたりと、
往生際が悪い奴がけっこういる。
と笑い話をされてました。
この行事は、
「修養団」伊勢青少年センターが
毎年、伊勢神宮の月次祭について
学び体験する目的で、
2日間に渡って行っているもので、
今回初めて参加しました。
月次祭
「月次祭(つきなみさい)」とは、
伊勢神宮のお祭りで、
五穀豊穣、国家繁栄、国民の幸福、
世界平和を祈る
「三節祭(さんせつさい)」
と言われる、神宮の最も重要な
祭典の一つだそうです。
今回はコロナ下で
一般の夜間参詣は
ありませんでしたが、
機会をつくって、
次回こそは月次祭に
お会いしたいと思いました。
150名の老若男女が
2日間「礼法・作法」についても学び、
大人の自分を捨てて
幼心に立ち返る「童心行」や、
心を静め自分自身と向きいあう
「静座行」なども行いました。
新年を心静かに迎える
貴重な体験をさせてもらいました。
ありがとうございました。