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体に優しい、漢方・自然療法のご紹介。
「応急処置」から「からだづくり」まで
漢方の魅力を語ります。

風邪(カゼ)の漢方、速攻法

2021年09月03日(金)

風邪をひいたらまず漢方!

今回は、風邪をひいて
熱が出てきたときの対処法について
お話ししましょう。

いま流行っているコロナ、
死亡率が低いことは
明らかになってきましたが、

やはり発病すれば
苦しむ人もいますね。

このような流行性感冒では、
多くの方はすぐに
病院に行って検査しますが、

実はあまりまともな治療はなく、
痛み止めか鎮痛剤解熱剤くらいで
当面しのぎながらゆっくり治すのが関の山です。

今回お伝えする
漢方的な対処法を知っていれば、
自分で素早く対応できるし、
とても助かるはずです。

感冒(カゼ)には
2つの入り口がある

さて、漢方では、感冒や流感は
大きく2つのタイプに分けられます。

それは熱っぽい(表熱証)のか
ゾクゾク寒い(表寒証)かです。

もし、熱っぽさもゾクゾク感も
どちらもある場合は、
どちらがより強いかで判断します。

例えば、
お水をごくごく飲みたいならば、
熱っぽいということになり、

布団をかぶっても寒気がする場合は
ゾクゾクするととります。

実はこの時、
体温計の数値は
あまり関係ない
んですね。

体温計の数値が高くても
寒気がする場合はありますし、
その逆もあります。

細かく分けるといろいろありますが、
大きく分ければ、
ほんの入り口の初期の初期も含めて

とりあえず、下に挙げる3つが
感冒の初期の見分け方です。

3000年も人間の体を観察してきた
中国医学ですから間違いありません。

もちろん当初は表寒(ゾクゾク)でも、
すぐに表熱(火照り)へと
変化していく場合もあります。

その傾向に合わせて
使い分ければいいのです。

下記に簡単にまとめてみました。

●ほんの初期の初期
  (風邪の入り口)
のど粘膜が反応している
のどがチカチカするとか…
・板藍根(バンランコン)

●ゾクゾク寒気
(表寒証)
・麻黄湯・桂枝湯など

●高熱と火照り
  (表熱証)
・銀翹解毒散・麻杏甘石湯・白虎湯など
(今回のコロナはこのタイプになる方がとても多いようです。)

さて、上記のような漢方薬は
発汗して体熱放散をするわけですが、

こういった発熱性疾患は
体の反応の進展が早く、
あっという間に高熱に
なっていくことがあります。

ですから、
初期でバチっとハマればすぐに治りますが、

モタモタしていると、
カゼは次の段階に進みます。

→進行したカゼにも漢方薬!

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