Case Study
(体験談)/子供
17歳男性(不登校)
家族ともどもお世話になっております。この度は、17歳の長男のことで親身な対応をしていただき有難うございました。息子は幼少期、言葉を覚えるのが周りの子よりも早く、大人顔負けの言動で周囲の大人たちを驚かせるしっかり者で、妻とは「この子は思春期になっても手がかからんやろうね。」と話していいたのですが、現実はそう甘くありませんでした。中学の頃になると身長が周りの子よりも極端に低くなり、好きだったバスケでも体格差で活躍出来なくなって部活を辞めてしまい、性格も陰気で投げやりになってきました。
高校受験ではなんとか受験校に合格したものの、周りとの体格差や後ろ向きな性格は変わることなく、友人関係をうまく築けず程なく不登校が始まりました。私や妻は、息子を何とか登校させようと時には息子に懇願したり、時には罵声を浴びせて対立したり、担任の若い女の先生からは「親の責任。ちゃんと厳しく言っているんですか?」と一蹴されたり、その他の相談施設や心療内科等に相談したりしましたが、状況は改善せず、去年の3月には単位が足りず退学となってしまいました。高校退学後、息子は更にふさぎ込みがちになり家から一歩も出ず、能面のような顔で昼夜を問わずゲームをやり続け、食事をもまともにせず、菓子を貪るように食べ、歯を磨かず、風呂にも入らず寝る日々を送り、親戚と会うのも拒絶し、日に日に幽鬼のように痩せていく姿を見て、私も妻ももうどうしたらよいのか分からなくなっていました。そんな中、妻の両親から宮崎薬局さんの「けんこう通信」に載っていた「脳活漢方」の記事を教えてもらったことがきっかけに、宮崎薬局に相談に行き、半信半疑(スミマセン・・・)ながらも息子に飲ませてみることにしました。宮崎先生からは「2週間位で変化が出てくると思いますよ。」と言われたのですが、1週間位で変化があったように思います。徐々に目に力が宿り始め、夜通しのゲームは控えるようになり、急に庭に出てドリブルを始めたり、今年の正月には親戚の集まりにも参加しました。
そして再起に向けて動き出し、公立の定時制高校の編入試験を受けることになりました。試験の倍率は約3倍とかなり狭き門だったのですが、一緒になって作文や面接の練習を積み重ねた結果、何とか合格することが出来ました。その時に息子から「正直、お父さんお母さんには感謝やね。」とさらりと言われたことが今でも忘れられません。
そして今春から、その定時制高校に通い始めています。併せて美術の塾にも通っており、忙しい日々を送っています。美大を目指しているようです。服装や見た目にもこだわり、韓国アイドルのようになってしまいました(笑)。友人関係もうまくいっている様子です。
栄養素のサプリメントは今でも細々と食べ物に混ぜて飲ませています。
以前、某有名心療内科に相談した際には、即入院と投薬をすすめられましたが、その選択をしなくて本当によかったと思っています。息子が元気になった要因は様々あると思いますが、私と妻は「脳活漢方のアプローチ」のおかげと思っています。
薬剤師からのコメント
大変な時期に僅かでも応援できたことを嬉しく思います。小学生の頃の彼を知っていただけに、ご相談を受けたときは、本当に驚きました。ご両親も彼も、本当に苦しまれましたが、お互いに感謝しあわれる出来事となり、本当に人生には無駄なことは一つもないことを目の当たりにさせていただきました。これからも心から応援しています。