からだに、おせっかい。

ブログ

体に優しい、漢方・自然療法のご紹介。
「応急処置」から「からだづくり」まで
漢方の魅力を語ります。

風邪を中断してばかりいると…

ところが多くの方は、
早く風邪を“直そう”として
化学薬品を使って熱を下げようとしたり、
咳を止めようとしたり、

そういう「中断法」ばかり講じていますね。

そういうことをずっと続けていると
身体が強張り
だんだん鈍くなるので、
普段の弱いところをそのまま残して
また風邪を引く

身体が修正されていないので
身体は風邪を繰り返す必要が出てくるわけです。

それでも繰り返せるうちは保証がありますが、
風邪を引かなく(引けなく)なってしまったら、
もうバタッと倒れるのを待つばかりです。

脳溢血になった人はある時期から
急に風邪を引かなくなったという人が多いそうです。

(もちろん、
風邪を引かないことが悪いわけではなくて、
その人の身体が「カゼの要らない状態」
になったのであれば問題はありません。)

風邪にはこのような役割
安全弁としての役割があったのですね。

カゼを引いたとき、
本当にやらなければならないのは
「中断法」ではなくカゼを「活かす」ことです。

しかし、多くの人は風邪を経過させず
治さねば治らぬもののように思い込んで、
たいていは、強制的に症状を止めてしまいます。

症状は新陳代謝の一種

ちょっと立ち止まって考えてみますと、
症状は全て体の自然治癒力の働きです。

下痢にしろ、発熱にしろ、
病気が治るのも自然の働きであって、

逆に病気になるのも自然の働きです。

新陳代謝(新しい細胞と古い細胞が入れ替わること)を
繰り返しながら生きている人間にとって、
新設と破壊が行われるのは当然ですから、

新設作用だけを良い働きと見るのは、
破壊を恐れ、停滞したカラダを
ただ保とうと考える臆病な人です。

そのような考え(気)をもって突き進めば、
かならず「病気(ビョーキ)」になります。

治癒力を活かす

さて、東洋医学・漢方医学では
カゼをはじめとする病気には、
その症状を強制的に止めることはほとんど致しません。

むしろ、楽に経過するように
仕向ける場合が多くあります。

たとえば、カラダが、を出そうとして
なかなか出せない時には、

それを助け、体力を使わずに
すんなりと熱が上がるようにして、
その後の治りを早くしたり、
といった感じです。

ですからよく、
漢方は「同種療法」だといわれます。

対照的に近代医学の薬物療法は
「逆症療法」といって、
熱が出れば熱を下げる、下痢になれば下痢を止める
といった類の、
症状だけに焦点を当てたやり方です。

もちろん、時としてこれらが必要な場合もありますが、
こと、カゼに関して言えば、
これは、風邪そのものが、
体の偏りを直すものですから、

カラダを正し
生活を改め
経過させるべきなのです。

そうすればカゼが体の掃除になり、
安全弁としての働きを
持っていることがわかってきます。

もちろんその時、
漢方薬なども上手く使うと、
カゼの経過をスムーズに運んでくれるでしょう。

カゼを全うする要領

初期は足湯、鼻湯で発汗させること
・精神と肉体の状態を緩める(緊張させすぎない)こと
・身体(特に体幹部)を冷やさないこと。(風に当たらない)
食べ過ぎないこと。
休養を取ること。

クロレラエキスは風邪の経過を助けます!

細胞のエネルギーを湧かせ、
体の治癒力を高めてくれる
クロレラエキスは、
風邪・流感の時にはピッタリです。

医薬品のように風邪を中断するわけでもなく、
体の弾力の回復を助けながら、
風邪を早く経過させます。

自然治癒力が上がるので、
風邪の症状が出ていても
比較的楽に治まっていくのです。

これが本当の意味
「治った!」という状態なのです。

このようにして風邪を通り越すと、
蛇が皮を脱いだようにサッパリとしますし、
風邪をひく前より健康になりますよ(*^-^*)

また普段から
風邪をひかなくてよいような
体の状態も作っていきましょうね。

↓↓↓
風邪の効用①

instagram

LINE

Youtube

漢方の宮崎薬局 オンラインショップ 漢方の宮崎薬局 オンラインショップ