からだに、おせっかい。
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体に優しい、漢方・自然療法のご紹介。
「応急処置」から「からだづくり」まで
漢方の魅力を語ります。
月光の夏
せっかく行くのならば…と、事前準備で
映画「月光の夏」を家族で観ました。
この映画、
実話をもとに作られたということで、
題名は聞いていましたが、
私も実際に観るのは初めてで、
…なんと舞台の中心は佐賀県鳥栖市だったんですね~。
あらすじはこうです。
太平洋戦争末期の夏、
九州の鳥栖国民学校(現・鳥栖市立鳥栖小学校)に
陸軍の二人の特攻隊員(特別操縦見習士官)が
やって来ました。
当時珍しかったグランドピアノが
鳥栖の小学校にあるということを聞いて、
神崎の目達原飛行場から線路伝いに徒歩で来たのです。
その一人は、
上野の音楽学校のピアノ科の学生で、
目達原から明日、知覧に向かうので
今生の思い出にと、
ベートーヴェンのピアノソナタ第14番「月光」を弾きます。
その場に居合わせた先生と生徒たちが
合唱で送ろうとすると、
熊本師範学校から音楽の教師になりたかった
というもう一人が「海ゆかば」を弾きました。
半世紀が経ち、
演奏に立ち会った当時の教師、吉岡公子が、
ピアノが老朽化のため廃棄されることを聞き、
その保存を希望しつつ小学校で思い出を語ります。
その報道をきっかけに、
明らかにされなかった
過去の出来事が紐解かれていきます。
ここから先は、
アマゾンプライムに譲るとしまして…
映画のおかげで、
親子ともども心の準備だけはできて、
旅行も有意義なものになったのではないかと感じました。
記念館では、意外と
子連れファミリー率が高くて驚きました。
どんなところから皆さん来てるのかな~
と駐車場をチェックして周ると、
やはり鹿児島県民は多いのですが、
九州各県や本州からのナンバーもあり、
なかには湘南とか室蘭とかの乗用車もあって
ついでに挨拶しました。
資料館では、近年亡くなられた
語り部の方の映像を見せてもらいました。
その方は当時を振り返り、
現在の私たちへのメッセージを残されていました。
「私達が生きた時代は苦しい時代でしたが、
決して灰色の青春だったとは思いません。
ただ、どうにも抗えない時代の波の中で、
翻弄されながら生き抜いた世代がいて、
今の日本がある、ということに
思いを巡らせてほしいのです。」
8月は原爆投下、終戦記念日もあり、
立ち止まって、過去現在を考える
時間を持ててよかったです。
それにしても鹿児島県ナメてました。
覚悟した以上に遠くて広いんですよ。
トンネルも多いし。
だけどお天気はちょうどよく、
指宿の砂蒸し風呂、枕崎かつお公社の工場なども
見学して、計画をほぼ達成して帰ってきました。
ありがとうございました。